- 「高気密高断熱住宅って聞いたことがあるのですが、実際どうかな?」
- 「福岡で高気密高断熱住宅って、どうなのかな?」
この記事ではこのような疑問にお答えします。
福岡で家づくりをされる際、高気密高断熱住宅って実際のところどうなのかな?と思ったことはありませんか?
ここでは高気密高断熱住宅の特徴やメリット、デメリット、福岡で家づくりされる際のポイントを解説していきます。
高気密高断熱住宅とは?
高気密高断熱住宅とは「断熱性能が高く」「気密性も高い」住宅のことです。
高気密高断熱住宅の理屈としては、外気に接する面(壁、窓、屋根、床)の断熱性能を高めることで、屋外の温度の影響を受けないようにすることで、室内を快適な温度に保つことを意図しています。
高気密高断熱住宅の「高気密」は気密性が高いという意味ですが、なぜ、高気密でないといけないかというと、気密性が低いと外気が入ってくることで温度の維持が困難になると同時に、換気もうまくいかないので高い断熱性能を実現できないのです。
そのため、高気密と高断熱はセットです。ですから、高気密高断熱住宅といわれます。
高気密高断熱住宅のメリット
高気密高断熱住宅のメリットはどのようなものでしょうか?解説していきます。
冬あたたかく、夏涼しい家が実現できる
高気密高断熱住宅の最大のメリットは「冬あたたかく、夏涼しい家が実現できる」ということです。
断熱性能が高いので、少ないエアコンで家じゅうが快適に暮らすことが可能になります。
冬に家じゅうが(床も含めて)あたたかく、夏も家じゅうが涼しい。そんな快適な住まいにすることができます。
「快適な家=健康につながる」が実証されてきていますので、風邪リスクが4分の1になったり、室温2.5度上げれば頻尿4割減になりますし、また、WHO(世界保健機関)も冬の最低室温18度以上を勧告しています。
結露しにくい(カビにくい)
高気密高断熱住宅の窓・サッシには高性能なものが使われます。具体的には「樹脂サッシ」「木製サッシ」が高気密高断熱住宅の主体です。「アルミ樹脂複合サッシ」もありますが、製品によって性能が異なるので一概には言えませんが、「アルミ樹脂複合サッシ」も高気密高断熱住宅で使われることも多々あります。
これらの窓サッシは高性能で断熱性能が高いですから、結露しにくいです。
結露しにくいので、カビにくいというわけです。
光熱費が下がる
高気密高断熱住宅は外気の温度を断つことになるので、室温が一定を保つことができます。
そのため、エアコンをそこまでヘビーに使う必要がなく、光熱費が下がります(諸条件ありますが)。
高気密高断熱住宅のデメリット
高気密高断熱住宅のデメリットはどのようなものでしょうか?解説していきます。
初期費用が高め
高気密高断熱住宅のデメリットは「初期費用が高め」ということです。
建築費そのものを安くしようとすれば、高気密高断熱住宅ではないほうが安いです。
ただ、35年間のトータルコストで見れば、そこまで高いわけではないのですが、初期費用自体は高めです。
高気密高断熱住宅の家づくりポイント
高気密高断熱住宅の家づくりのポイントを解説していきます。
窓サッシの断熱性能
高気密高断熱住宅の家づくりでのポイントのひとつは「窓サッシの断熱性能」です。
先ほどお伝えしたように、窓サッシは
- 木製サッシ
- 樹脂サッシ
- アルミ樹脂複合サッシ
とりわけ、樹脂サッシと木製サッシですね。
これらの窓サッシは断熱性能が高いので、欠かせません。
もちろん、窓サッシ自体のコストも高くはなります。
断熱材の性能と厚み
もうひとつのポイントは「断熱材の性能と厚み」です。
断熱材の種類自体は、それぞれメリット・デメリットありますが、性能自体は「この断熱材がいい!」とかはないです。それぞれ断熱材は適切な施工をすれば、どの断熱材もきちんと断熱性能を発揮しますので。
福岡で高気密高断熱住宅ってどうですか?
福岡エリアで高気密高断熱住宅を検討されている場合、「さすがに福岡で高気密高断熱住宅ってどうなのかな?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
私自身の回答としては「福岡エリアでも高気密高断熱住宅にしておいたほうがいい!」です。
九州エリアでの高気密高断熱住宅のシェア・普及率
では、九州エリアで高気密高断熱住宅のシェア・普及率はどのくらいかといいますと、樹脂サッシの九州エリアの販売シェアが15%程度ですから、おおむね20-25%程度が推定値です。
想像以上にかなり低いシェアです。
一般的に建築される注文住宅は高気密高断熱住宅ではないということです。
実際のところ、どうですか?
実際のところ、どうかといいますと、私個人の体験・体感から「やっぱり高気密高断熱住宅は快適なので、夏涼しく、冬あたたかい家になるので、満足度は高い」です。
家づくりを検討されている場合は、ぜひ高気密高断熱住宅を検討されることをおすすめします。