結婚式プロデュースを行う会社の経営者の方に話を伺う機会がありました。その方はプロデュースなので、色々な選択肢のなかから選んでいただく形式です。私たち注文住宅会社と同じですね。そのようななかで、一番されるとイヤな質問があるそうです。それは何でしょうか?
「オススメは何ですか?」だそうです。
「オススメは何ですか?」がイヤな質問の理由
「オススメは何ですか?」がイヤな質問なのには理由があります。それは「自分にとってオススメ」はあります。しかし、質問してきた「あなたにとってのオススメ」とは違うことがほとんどです。ですから、「オススメは何ですか?」と聞かれたところで、答えられないわけです。
「あなたにとってのオススメ」を答えるためには、それなりにヒアリングして情報を整理しなければならないのです。あなたのことを色々と知っておかなければならないのです。
これは注文住宅でも同じです。もちろん、住宅の場合、家族構成である程度が決まります。たとえば、夫婦2人に子供2人であれば、床面積で35坪もあれば十分です。100坪も面積は要りません。部屋数も10部屋も要りません。リビングを中心に据えると、間取りも概ね決まります。
ただ、たとえば、犬が大好きで、犬が家族の一員な家族の家と、そうでない家族の家では違います。お客様を頻繁にお招きするようなゲストをお迎えするような方の家と、めったにお客様が来ない方の家とでは違います。ライフスタイルによっても違います。優先順位によっても違います。
注文住宅にとっても、「私のオススメ」ではなく、「あなたにとってのオススメ」が大事なわけです。色々とお話をお聞かせください。そして、「あなたにとってのオススメ」をお伝えできればと思います。