次に考慮すべきポイントは「How? (どのようにして?)」ということです。
3. How? (どのようにして?)
a) 時間管理戦略/b) マーケティング戦略=How?
a) 時間管理戦略:
自分の時間=すべての収益源
通常、合計10時間かかる仕事を5時間でこなす ⇒ (処理量が2倍で)収益は2倍になる
反面、人が使える時間は、1年で365日、24時間と限界があります。
ゆえに、時間をいかに効率的に使うかが、ビジネスにおける重要な問題となります。
【プロフェッショナル・サービスにおける時間管理、7つのポイント】
1.移動エリアの集中
2.ブロッキング
3.来社型モデル
4.電話による事前チェック
5.プロセスの標準化
6.イベント開催
7.委任
1.移動エリアの集中
移動時間は、収益を生まない上に、労働時間における比率が多くなりがちです。非生産的です。
移動エリアを集中させることで、移動時間の短縮・時間効率の上昇がはかれます。
2.ブロッキング
用件をある一定のブロックに集める。
例:面会の予定①、面会の予定②、面会の予定③
ブロッキングでない場合:①月曜日・午後3時から、②水曜日・午後4時から、③金曜日・午前11時から
ブロッキングの場合:①月曜日・午前11時から、②月曜日・午後1時から、③月曜日・午後3時から
こうすることで、それ以外の時間が大きく空くことになり、重要な仕事にじっくりと取り組むことができます。
3.来社型モデル
前述の通り、移動時間は、仕事時間において、大きな比率を占めています。
⇒ 移動時間の最小化=時間の捻出
⇒ 来社(相手に来てもらうこと)によって、移動時間の負担を相手方に背負ってもらう
参考例:医師+病院(患者は、病院に来院して、診察を受ける)
4.電話による事前チェック
あなたの時間は、有限であり、非常に価値が高いです。
そのため、無駄な用件で、時間を無駄にできるほど、時間はありません。
そこで、実際に会う前に、事前に
電話にて、用件や必要性、直接会って話をするほどの価値があるのかどうかを判断。
⇒ 価値がないと判断できれば、その分の時間が浮くことに
5.プロセスの標準化
あなたでなくても、ある(任意の)仕事を処理できるように、プロセスを標準化します。
標準化・マニュアル化することで、ほとんど誰でもできるようにすれば、あなたしかできない仕事に集中できます。
6.イベント開催
わざわざ、一人ひとりと会っていると、非常に膨大な時間がかかります。
そこで、一度に多くの人と顔を合わせることができるのが、イベント。
時間効率が上昇します。
例:セミナー、講演会、ホームパーティ、交流会など
7.委任
自分でなければできない仕事、自分でやるほどの価値のない仕事は、委任する(他人に任せてしまう)こと。
秘書、アシスタントの活用。
究極的なプロフェッショナル・サービスは、必然的に、その個性・個が重要であることから、どうしても個(その人自身)に依存し、職務が集中しがちです。
⇒ 秘書・アシスタントを数人活用することで、時間を捻出
⇒ 処理量の増大
⇒ 収益・収入の増大