住宅設計

家づくりは人生について考えるきっかけにもなる

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家を建てることは行動から見ると、商品を買うことと同じようなものです。
スーパーでリンゴを買うことも、喫茶店でコーヒーを買うことも、同じように商品を買う行為です。
住宅も同じく、住宅を買う行為ですから、同じです。

ただ、その金額が人生においても非常に大きいこと、そして、その使用期間が何十年という非常に長いことから、じっくりと考える機会になります

35年の住宅ローン。
なぜ、家を買うのか。家を建てるのか。
どういう家に住みたいか。
これから、この家とどういう人生を送りたいか。

このような自問自答が続きます。

人生について考えるきっかけになるのです

人生において大きな買い物だからこそ、人生において、住宅・家がどのような意味を持つのか考えます。

人生と家の関係について。家を建てる意義について。
買うべきか。買わざるべきか。

また、人生において住宅で過ごす時間はとても長いです。
1日の三分の一以上は過ごします。
しかも、耐用年数が30年前後ですから、30年程度は住むことになります(使用することになります)。
とても長く、ともに過ごす存在です。

だからこそ、考えます。
自分の人生において、どういう家に住むのがいいのか。
どういう家にしたいのか。これから建つ家と、どういう人生をすごしていくのか。
これから建つ家をどのように住まうのか。どのような生活を営むのか。それぞれのシーンがあります。

家を建てることは、一見、単純な買い物行為と同じように見えます。
しかし、その実、家を建てることは自分の人生のこれまで、そして、これから、について考える機会になります。
また、人生と住まいの関係についても、考える機会になります。

人生の棚卸しとしてのひとときも、家づくりでは味わえるものです。