先日、自分がお客様の立場になったときに強く感じることがありました。それは「一度失われた信頼は取り戻せない」ということです。
実際の話をお話しますと、色々と問題がありますので、例として、たとえば、お魚屋さんの場合でお話させていただきます。とある魚屋さんに行ったとき、店員さんがこうサバを勧めてきました。
「今日は、このサバがおすすめです」
こう店員さんが勧めてきたときに、大きくその理由は二つあるわけです。
ひとつは「お客様のことを思って、良心で勧めるケース」。そして、もうひとつは、たとえば、在庫処分だったり、売りきりたいなどの「自己都合で、売り込むケース」です。先日、遭遇したのは、後者のケースです。
たとえば、サバを勧めてきたのに、そのサバが明らかに(熟練者から見ると)勧めるべき理由がないケースです。これは、明らかに業者側の自己都合で勧めている(売り込んでいる)に他なりません。
そうして、お客様としては、その会社から商品を買おうとは思わなくなります。もう二度と取引しないわけです。
「一度失われた信頼は取り戻せない」のです。
このような話は、当然、でんホームの仕事であります住宅事業でも同様に起こりうるわけです。自己都合で勧めているのだと感じられた時点で、失われた信頼は二度と取り戻せません。一生のうちで、最大の買い物である住宅を扱っています。だからこそ、全幅の信頼を受けて、仕事に取り組まねばならないのです。
「売らんかな」の自己都合で商売をしているのだと思われるような行動はしてはならないと考えています。ひたすらお客様にとってベストである判断、提案をしていかなければ、長期的な関係性は築けないのだと考えています。
ともすると、自己都合に流れがちであることは否めません。誰しも、自分かわいさはあります。ただ、それでも、あくまでお客様主義、お客様を想うこと。それが長期的にはベストな関係を築けていくのだと感じます。