娘が生まれて一年以上経ちまして、「子供はかわいいなー」思いながらも、特に教育について研究しているというわけではない竹内正浩です。
さすがにそれではいけないな、と思いまして、友人にすすめられた書籍を読みました。
『「学力」の経済学』という本です。
正直、そこまで「教育!」「教育!」という考えをもっていない自分ですので、よくわからないなーと思っているのですが、手に取ったとき、この本は興味深そうでした。
何が興味深そうかと申しますと「科学的根拠(エビデンス)」に基づいて主張しているところです。
教育というテーマは親御さん万人に共通するテーマですから、色々な意見があります。白、黒とまったく正反対の意見もあるわけです。
そのなかで、本書は「科学的根拠(エビデンス)」に基づいてデータをベースに語りますから、説得力がありますね。
本書の内容は多岐にわたりますので、興味深かったところを抜粋しますね。
・「テストでよい点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」のどちらが効果的?
「本を読んだらご褒美」のインプットにご褒美タイプ。
なぜ、「テストでよい点を取ればご褒美」が影響なかったかというと、どうすれば「テストでよい点を取れるのか?」がわからないから。具体的にどうすればいいのか方法がわからないので、効果がなかったそうです。方法論がわかれば別みたいですね。
・「頭がいいのね」と「よく頑張ったわね」のどちらが効果的?
子供のもともとの能力(=頭のよさ)をほめると、子どもたちは意欲を失い、成績が低下するそうです。
悪い成績のとき、「自分は才能がないからだ」と考えてしまうか、「努力が足りなかったからだ」と考えてしまうか。
「能力をほめることは、子どものやる気をむしばむ」そうです。
・教育の投資でもっとも収益率が高いのは、子どもが小学校に入学する前の就学前教育(幼児教育)
とにかく子供が小さいうちに教育するとパフォーマンスが高いそうです。
ただ、どうすればいいのかは書かれてなかったので、どうすればいいんでしょうかね?
・「少人数学級」はあまり効果がない
子供はかわいいですから、その愛情と共に、その子供のためにどのような教育をしていくのかというのが、親の関心事ではあろうかと思います。あまり教育熱心とはいえない私ですが、できるかぎり様々な情報を収集しまして、判断していきたいですね。「科学的根拠(エビデンス)」があると、助かりますね。