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何にお金をかけるべきか?家づくりは悩みどころの連続です

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コンビニの100円アイスコーヒー(マシンでその場でつくるやつ)はやっぱり缶コーヒーよりおいしいな、ということで、ちょくちょく買っております竹内正浩です。近年で一気に普及しましたが、レベルが上がりましたよね。さきがけはマクドナルドだったでしょうか。マクドナルドからセブンイレブンに続いてコンビニ各社といった流れだったように思います。

さて、今日はとある金融機関様との打ち合わせがありました。打ち合わせはお客様の住宅ローンについての話だったのですけれども、世間話のなかで「建築予算」についての話になりました。

いくら大きな建築予算があったとしても、お客様の希望がそれ以上に大きければ、予算オーバーします。たとえば、1億円の予算があっても「1000坪の建物がほしい」と言われれば、坪単価でざっくり10万円ですから、建てられません。1億円の予算でも、希望がそれ以上なら、お金が足らない話です。

ということは、建築予算そのものが問題ではなく、「建築予算と要望のバランス」が問題なわけです。

「建築予算>要望」であれば、万事オッケー
「建築予算<要望」であれば、すべての要望はかないません

そして、大体のケースでは、後者の「建築予算<要望」であるパターンが多いです。なぜでしょうか?

それは、優先順位の低い要望も1要望だとカウントしているからです。

100の要望があれば、そのすべてをカウントしています。ただ、重要なのは予算という制約条件がありますから、100のうち、重要な20程度をまず最優先してお金をかける。次に、残りの80を優先順位にそって振り分けていくのです。100すべてに平等にお金を振り分けていくと、どうしても予算が足りなくなるのは必然です。

たとえば、断熱性能。外の環境と家の内部環境の温度差に影響を与えます。断熱性能が高いと、エアコンは必要ですが、夏涼しく、冬暖かい住宅ができます。ただ、それをどこまで追求するかですが、北海道、北陸、東北、甲信越であれば、冬が厳しく、雪がバンバン降り積もりますので、最優先すべきでしょう。ただ、これまでコタツひとつで冬を乗り切ってきたご家族、そんなに寒い思いをしてこなかったご家族にとってはオーバースペックかもしれません。次世代省エネ基準で十分かもしれません。

ということで、家づくりは悩みどころの連続です。何にお金をかけるべきか?それは要望の優先順位で決まります。