何事にも時間が要ります。
考えごとをする時間、買い物をする時間、仕事をする時間。
仕事を始めたばかりのころ、仕事に慣れるのに必要なのも、時間です。与えられた仕事をこなすのに必要なのも時間です。買い物をするにも時間が要ります。洗濯をするにも、食事をするにも、時間が要ります。
私たちにとって、時間こそが大切なものであり、人生そのものです。
さて、この時間と家づくりにはどのような関係があるでしょうか?
時間と家づくり
まず、家づくりにおいて、時間がもっとも大事な部分としては、家族、とりわけ夫婦間の家づくりコミュニケーションの時間が必要です。つまり、夫も妻も、これから住まう家において、お互いが大切だと思うことを主張し合う、コミュニケーションをとることが大切です。その時間を十分にとることが大事です。
夫婦二人仲良く結婚しても、これまで育ってきた環境はまったく異なる場合がほとんどです。育ってきた環境が違えば、大切にしていることも、価値観も違います。そこが家づくりでも、相違となってもめます。それは価値観が明らかにあらわれるからです。
コミュニケーションの時間を十分にとることで、最初はもめていたとしても、お互いに理解し合えます。お互いが満足できる着地点に落ち着きます。家づくりのコミュニケーションの時間を十分にとっていないと、夫婦のなかで、立場の強いどちらかの意見ばかりが大きく反映された家になります。これだと、立場の弱いほうは不満をずっと我慢し続ける家になります。本質的に素晴らしい家にはなりません。
結局は、十分な時間を確保することが大事になります。
コミュニケーションをじっくりと時間をとって行うこと。
それが大切です。