ビジネス研究

格安で東京に福岡から行く方法(格安東京出張ガイド・飛行機)「後編」

4.ひたすら安く、一番安く東京へ行くプラン

以上の内容をふまえて、「ひたすら安く、一番安く東京へ行くプラン」を考えてみます。

答えとしては、最安の格安航空券を買って、知り合いの家に泊めてもらうことです。
知り合いの家であれば、宿泊費はかかりません。

とはいえ、そうも言えないならば、やはりエコノミーホテルに宿泊することです。
たとえば、南千住の丸忠クラシコで一泊3500円なので、3500円+26500円=合計金額:30000円となります。

ただし、これは航空券、ホテル別途に予約した場合です。航空券のパッケージ商品であれば、一泊付きで同じ条件で27000円前後になることもあります。

5.おすすめ東京出張プラン(福岡から)

ベストなのは、アクセスがいい、利便性が高い、快適、しかも、安い。
そういう出張プランでしょう。

つまり、検討すべきは「価格」「利便性」「快適性」です。

私がおすすめするのは、非常にベーシックな選択ですが、「ビジネスホテル+格安航空券」です。価格は大体、36000円(平日)、45000円(金土祝日)。

ビジネスホテルはたくさんあるが、どうやって選べばいいのか?

気になるのがビジネスホテルの選び方です。

ホテル選びの基本は、立地です。
目的地がひとつであれば、その目的地に近いホテルがいいです。そこに近ければ、便利ですから。
また、昨今のビジネスホテルは競争が激しいので、品質が高いところが多いです。チェーン展開しているホテルであれば、品質に問題あることは少ないです。現地の独自ホテルは品質に難があることもありますが。

この場合のおすすめは、東横インです。
東横インは、価格が一定でありつつ、品質も高く一定です。安定した選択です。ただ、東横インは利便性が低い場所である場合が多いです。だから、目的地が限られていたり、単に寝るだけの場合がいいです。

また、一人出張でなく、夫婦や家族連れであれば、やめておかれたほうがいいです。客室面積が狭いので、快適性が低いからです。滞在型ではないです。宿泊特化してます。

目的地が限られている場合、そこへのアクセスのいい場所にあるホテルを選ぶといいです。場所が決まっていて、ホテル選びであれば、一休.com ビジネスを活用すると、見つけやすいです。

問題は目的地がひとつでない場合です。

目的地が複数あると、利便性を高くするには、ターミナル駅に拠点を置くといいです。東京での主要なターミナル駅といえば、東京駅、品川駅、新宿駅、渋谷駅です。ただ、問題はターミナル駅周辺のホテルは、ビジネスホテルでも高いです。安い場合は、かなり歩かねばなりません。

そういうなかでも、私の最近のおすすめは品川駅周辺のホテルです。
具体的には「品川プリンスホテル」「京急EXイン品川」です。格安航空券との出張パッケージ商品も多いです。特に「京急EXイン品川」は1人出張でも、夫婦、家族連れでもおすすめです。

「京急EXイン品川」のおすすめ理由は「価格」「利便性」「快適性」がどれも高いことです。

「価格」はビジネスホテルでは相応の価格です。10000円前後。
「利便性」は品川駅そば。羽田空港までは、京浜急行で一本です。

「快適性」も格段に高いです。
客室スタンダードツイン、30平米(平方メートル)が10000円くらいです。1平米あたり333円です。
一方で、たとえば東横イン後楽園文京区役所前はシングルで6980円です。客室面積は11平米。1平米あたり634円です。
じゃあ、超高級ホテルはどうかというと、たとえば、ザ・ペニンシュラ東京が一泊45000円くらいです。スーペリアツイン51平米です。1平米あたり882円です。

1平米単価で比較すると、東横インやザ・ペニンシュラ東京の半額程度です。
それだけ広い客室を安く宿泊できるわけです。

これらの観点から、「京急EXイン品川」のコストパフォーマンスはとても高いのです。トータルの金額では、若干高くなってしまうかもしれませんが、快適性は上がります。

「価格」「利便性」「快適性」のどれを優先するかは、その時、その場合によるかと思います。ご自身のケースに合わせて、選択していく一助となれば、さいわいです。

※この内容は、飛行機をベースに格安航空券を活用した場合を想定しています。時間をかけて、長距離バス・深夜バスを活用した場合はのぞいています。バスであれば、もっと安いこともあります。