沖縄に行って、住宅を見渡してみると、すぐにわかるのが、沖縄の住宅はほとんどがRC造(鉄筋コンクリート)の住宅であることです。
見かける住宅がことごとくそうなので、不思議に思っていました。
後述する琉球村で、その疑問をそこのおばあさんに質問してみました。
「この琉球村の古民家は、ほとんどが木造の住宅ですよね。でも、今ある住宅のほとんどはコンクリートでできているように思うんですが、どうしてそうなったんですか?」
「ああ、それは台風が来るからだよ」
どうやら、沖縄では、秒速50m以上もの猛烈な風雨が襲ってくるような台風がたくさん来るため、家が吹き飛ぶリスクや、損害を考えると、コンクリート住宅になってしまったようです。
俗に言われる赤瓦の沖縄住宅は、希少な存在らしいです。また、そのおばあさんは、赤瓦を作る職人も減ってしまっているからねー、ともおっしゃっていました。