住宅業界研究

「荻浦ガーデンサバーブ」視察で、住宅の資産価値について再認識

本日は株式会社大建さんの開発プロジェクト
荻浦ガーデンサバーブ」を視察させていただきました。

「荻浦ガーデンサバーブ」プロジェクト

このプロジェクトは福岡県糸島市で、
コミュニティを主眼に置いた住宅街を開発したものです。

キャッチフレーズは、

『マンションでもない 一般住宅でもない
  安心して人と自然とつながるくらし
   コミュニティガーデンハウス』

この「荻浦ガーデンサバーブ」は新しい試みを色々とされていらして参考になります。
本日は、モデルハウスを見学させていただきました。

モデルハウスの室内空間。

全戸地下室付(延床面積138平米)が1890万円から、というリーズナブルな価格。
これは、土地の権利関係を99年の定期借地権にすることで、土地を購入せずに住む権利を有するというかたちです。この定期借地権のシステムは欧米では知られていますが、日本ではなかなか知られていません。(※参考:Yahoo!不動産 – 不動産用語集 – 定期借地権)

この仕組みを活用することで、公園のような400平米の広い庭を敷地内に含めることができるそうです。
下の写真のエリアが一帯、公園になるそうです。

他にも、九州大学と協同開発した「雨水利用システム」を採用していたり、
地下室空間を標準で採用したりという試みをされていらっしゃいます。

基礎・地下室空間の建設中写真です。

全体として、資産価値の維持に重点を置いてらっしゃるのが、弊社でんホームの思想と共感いたします。

(株)大建の濵地様、橋本様、
お忙しいなか、ご案内いただき、ありがとうございます!

橋本様からは、facebookでコメントいただきました。

でんホーム株式会社の藤本さんと竹内さん夫妻が荻浦ガーデンサバーブのモデルハウス見学に来て頂きました!!
悪天候にも関わらず、本当に感謝致します!
それにしても夫婦仲が良いなぁ・・・・うらやましい・・・
橋本 広大

視察して感じたこと

「荻浦ガーデンサバーブ」を視察させていただいて、
改めて感じるのは、「住宅」の資産価値維持の大切さです。

日本の住宅は20年経てば、資産価値がないものとされてしまいます。

それは「住まい」に対して、きちんとしたメンテナンスをしていないこと、
また、将来的な長期の維持計画がないからです。

これは、住まい手だけの問題ではなく、
建てる側、つまり、業者側である私たちの意識や啓蒙、伝道が不足しているからでもあります。

日本の住まいの資産価値を維持していく仕組みにするには、
私たちの努力も必要ではないかと改めて認識させられました。

「荻浦ガーデンサバーブ」
所在地:福岡県糸島市荻浦字五反間571-3、575-1