先日、また聞きではありますが、東日本大震災の被災地に
ボランティアに行ったという方のお話について聞きました。
私自身、さいわい被害はそれほどでもなかったのですが、
福岡でも福岡西方沖地震に被災した経験がありますので、
地震はイヤだという気持ちがわかります。
ものすごく揺れて、恐怖を感じますので。
何の罪もない大勢の方々がお亡くなりになられましたこと、
深くお見舞い申し上げます。
さて、先述したボランティアに行った方のお話ですが、
今回の被災地では、被害の大きなものは、
地震というよりも、津波による被害であったということでした。
つまり、津波によって、たくさんの家が流され、人も流されてしまったというわけです。
加えて、その方の話では、自宅の立地が明暗を分けたそうです。
たとえば、ちょっと高台にあった家であれば、そっくりそのまま残っているのですが、
そのちょっと下にあった家は根こそぎ流されてしまったという状況です。
つまり、津波が来たエリアと津波が届かなかったエリアで、明暗が分かれたというわけです。
実際に、google mapで航空写真を見てみることで、検証してみました。
大きな地図で見る
上記の地図(航空写真)は、東日本大震災の被災地のひとつである
岩手県陸前高田市です。
マーカーは、陸前高田市役所です。
上記の地図をよく見ていただくとわかるのですが、
ほとんどが流されて、大惨事となっています。
その右のほうを見ていただくと、ほとんど流されてしまっているところにも、
おそらくは高低差があるのだと思うのですが、すぐそばにある家は、
ほぼ完全なかたちで残っているのです。
これがつまりは、前述の自宅の立地が明暗を分けたということでしょう。