検索量の多いキーワードで検索の上位表示がされると、多くのトラフィックが得られます。
そして、多くのトラフィックはインターネット上では「お金」を意味しています。
もちろん、現金化するには、いくつかの方法があります。
・ネット通販で商品を販売する
・ビジネスのお客様をつかまえる
・アドセンスなどの広告収入を得る
・アフィリエイトやドロップシッピングで収入を得る
などの方法です。
ただ、どんな方法で現金化するにせよ、すべてトラフィックがなければ話になりません。
つまり、トラフィックを得るために、検索エンジンで上位表示されることこそが、インターネットの仕事をお金につなげる上で非常に重要だというわけです。
では、検索エンジンで上位表示されるには、どうすればいいのでしょうか?
検索エンジンで上位表示させることを「SEO」と呼ばれます。
※Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)
SEOの基本としては、以下の2つのアプローチがあります。
1.内部要因
2.外部要因
1.内部要因
SEOでの内部要因とは、自サイトの内部を検索エンジンに最適なかたちにすることです。
ここでは、さらっとまとめておきますが、大きく以下の3つのポイントがあります。
a)ソースコードの最適化
b)キーワードの最適化
c)内部リンクの最適化
a)ソースコードの最適化
ソースコードは、ウェブサイトを構築している裏側の設計図のことです。
ウェブサイトの場合、ソースコードの最適化はHTML、CSSの文法の最適化と言い換えることもできます。
可能なかぎり、正しい文法で記述したほうが、検索エンジンにとっては好ましいといわれています。
b)キーワードの最適化
検索エンジンは、ウェブページ内のテキストのなかにあるキーワードで検索結果に表示します。
そのため、検索で上位に表示されたいキーワードがあるとすれば、そのキーワードがウェブページに適切な頻度と量が含まれていたほうが好ましいといわれています。
c)内部リンクの最適化
内部リンクとは、ウェブサイト内でのリンク構造のことです。
サイト内を数クリックで、どのページにでも行くことができる、というのが理想だと言われています。
内部要因参考記事:
■SEO基本技術のチートシート(トラの巻)を作ってみた | Web担当者Forum
内部要因・外部要因どちらにも参考になる記事:
■#12~#50 SEOで検索エンジンから呼び込もう | Web担当者Forum
2.外部要因
SEOにおける外部要因とは、外部のサイトから、どのようにリンクされているのか、つまりは、バックリンク(被リンク)に尽きるといえます。
検索エンジン最大手のグーグルが、そもそもページランクという概念からスタートしたことを考えると、現在のインターネットの世界で、バックリンクがいかに重要な存在かがわかります。
外部要因は、せんじつめて言うと「いかにして、バックリンクを手に入れるか」につきると思います。
では、どのようにして、バックリンクを手に入れればいいのでしょうか?
一番の王道で、もっともな意見が
「バックリンクされる価値の高い、良いコンテンツをつくること」です。
これが最も基本的であり、王道であり、本質的な方法だと思います。
ただ、一方で、必ずしもそうだとはいえないこともあると感じています。
それは、いかに素晴らしいコンテンツがあったとしても、誰からもバックリンクされなければ、検索エンジン上ではほとんど評価されないからです。
その結果、素晴らしいコンテンツが検索でほとんど引っかからない一方で、つまらないコンテンツでも、たくさんのバックリンク(被リンク)があったり、サイト自体がSEOをバリバリにやっているサイトのページであったりすることで、上位に表示されることも多々あるのです。
個人的な洞察としては、この背景には、リンク元となる自分のサイト(ブログも含めて)を持っているユーザー層と持っていないユーザー層に分かれていることが問題になっていると思います。
持っているユーザー層は、プロファイル的に、ITリテラシーが高く、多くの場合、インターネットを使って仕事をしている傾向にあります。
つまり、そういうユーザー層にリーチできるコンテンツ、もしくは、そういうユーザー層にピックアップしてもらえるようなコンテンツでなければ、いかに素晴らしいコンテンツだったとしても、ウェブの大海のなかに埋もれた存在になってしまうのです。
できれば、そういう事態は避けたい。
そう思って、今回、「SEO対策まとめ:たくさんのバックリンク(被リンク)を手に入れる8つの方法」をまとめてみました。
「SEO対策まとめ:たくさんのバックリンク(被リンク)を手に入れる8つの方法」
リンクビルディング(リンク構築)の基本は、「質」と「量」です。
■リンクの質
バックリンクの質とは、リンク元のサイトの質のことです。
そのリンク元のサイトが、たくさんのバックリンクを持っていて、サイトボリュームが高く、更新頻度が高いサイトであればあるほど、リンクの質が高いといえます。
■リンクの量
バックリンクの量とは、そのものズバリ、被リンクの量のことです。
それでは、たくさんのバックリンク(被リンク)を手に入れる8つの方法についてまとめていきたいと思います。
1.バックリンクされる価値の高い、良いコンテンツをつくる
これが最も基本的であり、王道であり、本質的な方法だとされています。
つまり、読まれる価値の高い良質なコンテンツをつくり、読んだ側が「これは良いコンテンツだ」と納得して、自身のサイトなり、ブログなりで紹介することで、バックリンクが得られるというものです。
個人的な視点から、この方法の問題点を考えてみると、読んで感銘を受けたからといって、読者がバックリンクを貼るかというと、必ずしもそうではない点です。どんなに良いコンテンツだと感じても、自分のサイトやブログを持っていなければ、バックリンクを貼ることもできないからです。
2.リンクベイト
ブログなどに人々が注目する記事を書くことで、自然にバックリンクを生んでくれるようなコンテンツをつくる(リンクベイト)。
これは、上述のバックリンクされる価値の高い、良いコンテンツをつくることと近い話です。
違いとしては、人の注意を狙ってウェブサイトにコンテンツをつくったり、記事を書いたりすることです。
Baitsが「エサ」という意味なので、エサをまいて、注意が釣れるのを待つ感じです。
参考記事:
■大量のリンクを集めるリンクベイトを量産する 3 つのステップ | 住 太陽のブログ
■驚くほどリンクが集まる「リンクベイティング」に世界中が釣られている | 住 太陽のブログ
3.相互リンクをする
相互リンクは、お互いのサイトに相手のサイトへのリンクを貼ることです。
最近のSEOでは、相互リンクの意味がなくなってきているそうですが、バックリンクの価値がまったくなくなってしまったわけではないと思います。
リンク先を探して、相互リンクを依頼して、成立させる。
手作業で、肉体労働的なSEOですが、バックリンクを手に入れる方法のひとつではあります。
参考記事:
■相互リンクはSEOに効果的なので積極的にするべき? | Web担当者Forum
4.サテライトサイト(衛星サイト)をつくる
サテライトサイトとは、メインサイトとは別のウェブサイトで、基本的に、メインサイトとは別ドメインで運営し、メインサイトへリンクを貼ることで、バックリンク(被リンク)を増やすという方法です。
短く言うと、自作自演でバックリンクを増やすという方法です。
参考記事:
■SEOに強いサテライトサイトを作成するための10個の法則:京都のSEOコンサルタント松尾茂起のブログ
■無料ブログ(サテライトサイト)を使った外部SEO対策とは | 無料SEO対策のススメ
■サテライトサイトの勘違いと賢い作り方 | SEOもっと!
5.ソーシャルブックマーク
ソーシャルブックマーク(SBM)とは、「ブックマーク(お気に入り)」をインターネット上に公開し、他のユーザーと共有することで、有益な情報源を共有していくサービスのこと。
このソーシャルブックマークで、たくさんブックマークされることで、バックリンクを手に入れる方法です(自作自演は嫌われますが、、、)。
アメリカのdel.icio.us(現在名Delicious)が有名。
日本では、はてなブックマークやYahoo!ブックマークが有名。
6.ソーシャルニュースサイト
ソーシャルニュースサイトとは、ユーザーによって投稿された記事をニュースとしてのせていく仕組みのニュースサイトのことです。
日本では、newsing(ニューシング)が有名です。
このソーシャルニュースサイトで採り上げられる(自薦も?)ことで、バックリンクを手に入れ、注目も浴び、さらなるバックリンクを手に入れるという方法です。
7.無料ツールを提供する
プログラミングができるのであれば、サイト上で無料のツールを提供する方法があります。
これは、無料でアプリやブログパーツ、テンプレート、マニュアル、レポートなどを配布することで、そのページへのバックリンクを手に入れる方法です。
2のリンクベイトのひとつの種類と見ることもできるでしょう。
たとえば、SEO業者がSEOのチェックサービスを無料ツールとして提供することで、有益なサービスへのリンクとして、多数のウェブページからバックリンクを得ていたりします。
例:
・競合被リンクチェックツール | 被リンクチェックの無料SEOツール hanasakigani.jp
・SEOチェキ! 無料で使えるSEOツール
・Open Site Explorer: Link Popularity & Backlink Analysis Too
8.ディレクトリ(検索エンジン)に登録する
ウェブ上には、たくさんのウェブディレクトリ、検索エンジン、相互リンク集があります。
真面目につくっているところもあれば、そうでないところもあります。
そういう登録のできるサイトに片っ端から登録していくという方法もひとつです。
よくあるのが、Yomi-Searchで構築された相互リンク集です。
こういうサイトを検索して、片っ端から登録していくというわけです。
まったく効果がないわけではないですが、あるとも言えない感じです。
やらないよりは、マシなのかもしれません。。。