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ウッドショック+建築資材の価格上昇で、住宅価格の上昇が見込まれます【2021年9月】

ウッドショックだけでない。あらゆる建築資材の大幅価格上昇のお知らせ

2021年の春ごろより、住宅建築業界では声高く叫ばれてきたのが「ウッドショック」です。

ウッドショックとは、大きくはアメリカ、カナダなどの北米での住宅バブル(住宅供給不足)によって住宅着工がものすごく伸びたことで、その資材として主たるものの「木材」がそちらの需要にとられることで、日本国内に外国材が入ってこないことから「輸入木材不足+国産木材価格上昇」をもたらした、端的に言えば「木材不足」「木材価格上昇」です。

詳しくは下記の動画「ウッドショック【緊急事態】木がなくて、家が建たない」をご参照ください。

ウッドショックの影響

実際にウッドショックで、どうなっているかと申しますと「原価が上がっています」。それも、そこまで上がらない、、、というレベルではなく、かなり急激な値上げになります。

ものすごくざっくり申し上げると、ウッドショック前の状態で

  • 構造材(主たる木材)の価格が200万円程度の場合、300万円程度まで値上がり
  • 羽柄材(補助的な木材・必要)の価格が20万円程度の場合、40万円程度と倍増

このレベルで値上がりしています。

現在、でんホームではウッドショックによって坪2万円程度の値上げを予定しております。これはあくまで現時点での話であって、今後の価格上昇によっては坪2.5万円、坪3万円の値上げをせざるを得ないと考えております。ざっくり30坪の家として、坪2万円で60万円のアップ。坪3万円で90万円のアップになります。

その他の建築資材も値上げ・価格上昇しています

ウッドショックは木材の話だけだったのですが、それ以外の建築資材も値上げ・価格上昇しています。

私どもが知るかぎりでも、次のような建築資材の価格上昇があります。

  • ガルバリウム鋼板(屋根などに使用)
  • 銅(電気配線に用いられます)
  • 塩化ビニール(配管などに使用)

世界的に住宅需要が急増しているなかで、ありとあらゆる建築資材が値上がり・価格上昇しています。これら以外にも、価格上昇していくであろう建築資材は多いです。

原価上昇=住宅価格上昇

当初はでんホームでも、会社が利益を削るかたちでのお客様にご負担をおかけしないかたちでの収束を望んでいたのですが、、、実際に急激な値上がりで、原価が大幅に上昇していくなかで、最終的には売価に反映せざるを得ないところまで来てしまいました

ガソリンスタンドのガソリン価格がレギュラー1リッター100円くらいだったのが、160円になるのと同じように、仕入れ価格・原価が上がった分は小売価格に反映されます。

そういうわけで、注文住宅の住宅建築価格はアップしていくことになります

さらに建築資材の不足・高騰が起きています(2021年9月)

2021年9月に入って、さらに建築資材の不足や高騰が起きています。

具体的に言えば、TOTOの便器や給湯器などが品薄、というか欠品状態になっています。納期未定の返答です。

加えてYKK APの樹脂サッシも納品が2ヶ月くらいかかるように遅れています。当然、サッシ大手は2社(YKK APとLIXIL)なので、その需要がリクシルに行きますから、サッシ全体としても、供給体制に不安が出てきました。

選択肢は「予算を上げる」か「工事内容の見直し」か

住宅建築の価格アップは避けられません。

これは、でんホームだから価格アップというわけではなく、基本的にどの住宅会社でも同じ状況ですから、どこも価格アップです。みんな同じです。

そういうわけで、取り巻く環境が価格アップになっておりますから、どこに行っても同じです。

そういった場合の選択肢は2つです。

  1. 予算を上げる
  2. 工事内容の見直し

予算を上げる

住宅建築にかかる総予算は「住宅ローンの借入上限」+「自己資金(親からの援助含む)」になります。

この総予算において、上限まで達していない保守的な予算計画を考えている方であれば、住宅ローンの借り入れ金額を上げるなどのかたちで、予算を上げることが可能でしょう。そういうかたちでの対応がよいかと思います。

工事内容の見直し

工事内容の見直しは合理的なコストダウンです。

たとえば、30坪で計画していた家を28坪にするとか、住宅設備のグレードを落とすとか。そういうかたちで、ダウングレードしたり、小さくコンパクトな家にすることで、合理的なコストダウン・工事内容の見直しをすることが考えられます。

工事や家づくり計画を先延ばしにする・あきらめる

そのほかの選択肢としては「工事や家づくり計画を先延ばしにする」があります。

ただ、長期的にはいままでのような価格に戻らないような予想がされていますから、工事や計画を延期したところで、結局は状況は変わらない、という結論な気がします。

また、ギリギリの予算計画のなかで考えられていた方にとっては「あきらめる」という選択肢をとられる方もいらっしゃるかもしれません。大変残念なことではありますが、その方の人生にとってベストな選択肢が「あきらめる」ことであれば、それは正しいと思います。

まとめ

このようにウッドショックに加えて、そのほかの住宅建築資材の価格上昇によって、住宅建築の価格そのものもアップしていっています。

今後の動向がどのようになるかは不透明ではございますが、これからも迅速な情報提供をしていきたいと考えております。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。

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