苦しい事、悲しいこと、つらいこと、悔しい事。
人生で起こる事にはすべて意味があると思っています。
私がまだまだ短い人生の中で気づいた事は、
あらゆる感情はふたをするのではなくて、
かといって全ての感情を表に出すのではなくて、
向き合って大切にすることが重要だということ。
それは、良い感情も、悪い感情も、意味があるからです。
(良い、悪い、、、も人が決めた価値観なのですが、あえて言えばということで。)
良い感情はおもいっきり味わう事。
嬉しい、
楽しい、
幸せ、
美味しい、
美しい、
心地よい、
ありがたい。
これらは、思いっきり表に出していいと思います。
しかし、悪い感情は、表に直接出すのではなく、
ふたをしてしまうのではなく、
その後、冷静になって、
なぜそういう感情が起こるのかを見極めて、
それを今後の役に立てること。
(もちろん、冷静になれず爆発することもありますが・・・汗)
苦しい、
つらい、
くやしい、
絶対おかしい、
腹が立つ、
怒りを覚える、
心配だ、
嫌いだ、
汚い、
気持ち悪い、
悲しい。
こういった感情は、
普段「いい人」「良い子」といわれる人ほど、
「こんなことを思ってはいけない、明るく前向きに、、、」
と考えてしまいがちで、
ふたをして見ないようにする、
ごまかす、、ということで表面上穏やかにしてしまいがちです。
たとえば、
おかしいと思っているのに、
にこやかにその場をやりすごす、、とか。
相手に怒鳴られて、なんとなく相手が悪いと思うのに、
きっと自分が悪いんだと思いこんで、その場は謝ってやりすごす。。とか。
その場の雰囲気を優先したり、相手の気持ちを考えすぎて、
また、自分は良い子であろうとして、そうしてしまいます。
それはその人の価値観なので、対処方法としては、良いかもしれません。
けれど、なぜ、今つらいんだろう、、とか、
なぜ今くやしいんだろう、、とか、
なぜおかしいと思ったんだろうとか、
なぜ、この人にこんなに腹が立つんだろう、、
1人の時にでも少し向き合って考えてみると良いと思います。
そのなぜ、、、が判れば、
今後自分は他の人にはそんな言い方はやめようとか、
自分が受けていた事が法律的には違反だったり、
一方的に損をしているだけ、、
という事もあるかもしれません。
そして、その事を知っておくと、今後の人生で、自分や身近な人大切な人を
守る事ができるかもしれません。
自分が感じる、不便とか、不満とか、怒り、、というものは、
同じように感じる人がいるため、それをなんらかの解消ができる方法
があれば、きっとそれは役に立つ事になるのです。
また、嫌な感情で結構多いのは、自分の見たくない部分を見せられているという事です。
自分が他の人にも、気づかない間に同じような事をしている、、、という事もあるということです。
自分の子どもがいじめにあっている、、、
けれども、自分は自分の親のことをないがしろにしていたとか、
しっかりすればいいのに、、、と思っている事は自分に対しては目をつぶっていたりとか。
Aさんに、すごく嫌な態度をとられて、腹が立った。
けれど、よくよく考えてみたら、自分の母親にもAさんと同じように接していたとか。
Aさんのうじうじ悩むところが嫌だと思っていたけど、
よくよく考えてみると、自分もかなり優柔不断だったとか。
また、あまりに苦しい感情も、同じような状況になった人へ共感でき、
それと自分の持てるものを合せて役立てる事ができる、という
神様からのギフト、使命かもしれません。
実は、先日、ある人に腹が立って(笑)、こんな記事を書きました。
結局、私はその方に将来の自分を少し垣間見たのかもしれないと思い至りました。
その方とは、なんとなく性格が似ている気がするのです。
私も、その方と同じような状況になったとき、今日の事を思い出して対応をしないとならないな、、と思っています。
私が将来、お客様や大切な人に同じような態度を取っていたとしたら、きっと後悔することになるからです。
そういう部分に気づかせていただき、感謝しなくてはなりませんね。
良い感情も、悪い感情も、それぞれに意味があって、
大切にすることが、毎日を意味のあるものにすることができるのかな、、と思った出来事でした。