この雪で、本日数件の、見学予約もキャンセル!で、一人もくもくとデスクワーク中です。

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この雪で、本日数件の、見学予約もキャンセル!で、一人もくもくとデスクワーク中です。

今朝、雪で久々に遊んだ!!
ほんのちょっとの時間、少し歩き始めたさな部長と。

溶けないサクサクの雪は久しぶり。
雪を見てはしゃげるのは、心の状態が安定しているから、、と思います。

先日の雪は、心がささくれだってて、雪を見てもなぜか全然嬉しくなかった。さすがにもう歳なので、子供の頃のように喜べなくなったのかなぁ、、と思ってたけど、多分、その時の心状態にも左右されるんだと思います。

もちろん、この雪で困っている方々もいらっしゃるだろう事は承知ですが、、
来週の見学予約、埋まりはじめてます。
ご興味ある方は、お早めにどうぞ〜♪

もも?桃?桃の花?!

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もも?桃?桃の花?!

早いなぁ〜!あっという間にもう春の気配です(^^)
けどやっぱまだ、外は寒いですねー(>_<) 毎日が、本当にあっという間に過ぎて行きます。こないだお正月かと思ったら、もう2月です。 毎日を大切にしたいなぁと思います。 ー 場所: でんホーム鳥飼ゲストハウス

木配りに立ち会いました。

11日は、朝倉市杷木にある杉岡製材所にて「木配り」に立ち会ってきました。

「木配り」とは、使う構造材をどこに使うのか、化粧材をどういう向きで魅せるのか、、それらを、加工前の製材の段階で決める事です。

最近は、柱や梁を見せないような、「大壁(おおかべ)」という仕上げにする住宅が多いです。
ですので、構造材である、柱や梁を壁や天井の内側に隠れてしまいます。
大壁の良いところは、壁や天井が面になるので、「すっきり」します。
また、隠れてしまうので、構造材の荒がわかりません。施工も楽です。
市街地などでは、法的な制限などもクリアしやすい事が多いです。

今回、でんホーム鳥飼プロジェクトでは、柱や梁を一部見せる「真壁(しんかべ)」といわれるつくりで設計しています。こういった構造材を表に見せる事を「梁あらわし」というように「あらわす」と表現します。

真壁の良いところは、何と言っても、構造材が見える安心感というところ。
また、1間や半間(1間は約1820mm、半間は910mmです。)ピッチで柱が入る事によるリズム感が生まれる事でしょうか。
木造なので、木が好きな人にとっては、木の現れる木目を見るのも楽しみのひとつです。また、だんだん飴色になっていく様も味わいと愛着がわくことでしょう。

ただ、構造自体が化粧材(表に見える材料のこと)なので、施工に大変気を使います。
通常はそのまま搬入される材料も、一本一本紙での養生をされて搬入されますし、
仕上げも、通常仕上げから化粧用の仕上げです。また、サッシや建具などの開口部との取り合いも意識しますので、ひと手間もふた手間も増えます。
また、見えるからこそ、材料には、強度等だけではなく見た目も重要視されることになります。
結果、材料費・施工費等々は大壁で作る場合に比べかなり割高になってきます。

このように、大壁も真壁もそれぞれ一長一短あります。

それぞれの、住まいづくりの方針と家族の状況により選択していくポイントのひとつかもしれません。(そもそも大壁・真壁の選択ができるところも少ないかもしれませんが…。)
最近の木造住宅では、ほとんど(おそらく8割以上)が大壁。真壁で作るところがあるとしても和室のみ、もしくは、天井の一部梁あらわし、というところが多いです。
今回は、木の良さを活かすという意味で真壁を採用しましたが、いろいろな選択肢があるという事を知っておいて損はないと思います。

さて、このたびは化粧材(表に見えてくる柱や梁の事)の番付に立ち会いました。
番付とは、それぞれの材の位置や方向を示す事です。
柱も梁も通常4面ありますが、どの面をどの方向で魅せるか、、という事です。
1本の丸太から切り出して製材するため、面によって、また切り出し方により、見える模様が違います。柾目だったり、板目だったり、多少の節が入っていたり、、、。

それぞれの製材の表や裏の木の表情を見ながら、その配置を決めていきます。
配置を決めて、「番付」をしていきます。
通常、平面図上のX方向の「いろはに、、、」とY方向の「1234,,」でおよその場所を示します。

柱、梁、一本も結構な重さがあります。
たとえば、8寸(約24cm)の梁で40~50kgあります。
それを一本づつ並べながら、ひっくり返しながら、見える面を見ていきます。

その作業の間、結構な重労働です。

ちなみに、今回お世話になっている、杉岡製材所の杉岡世邦専務は西日本新聞でコラムを連載中です。記事のタイトルは、『住まいのモノサシ』です。

いろいろな造詣に富んだお話を毎回執筆していらっしゃいます。

ちなみに、かつての朝倉市近辺の製材所は47件ほどあったそうですが、現在では7か所にまで減ってしまったそうです。

私も身近に林業をしていた人が、跡継ぎがなく辞めてしまい、さみしい思いをしました。
人の手が必要なところ(人件費がかかるところ)、国内で需要が少なくなってしまった産業、、建設業界にはそういう部分がたくさんありますが、そのことは一般の消費者にとっては、身近に感じにくくなってると思います。
私がいろいろな情報や関わる方々の表情をこうして発信することで、少しでも興味を持つような方が増えてくださればと思っています。

何十年と歴史を重ねてきた、一本一本の木の表情は何とも言えませんよね。
きっと住まう家族を静かに見守りつつ、元気とパワーをくれることと思っています。

■追記(2014.11.09)
このとき、木配りしました木材をふんだんに使いました「でんホーム鳥飼ゲストハウス」が完成しまして、もう1年以上も経ちました。時が経って、改めて風合いがまして、素晴らしいなと思っています。

ご興味ございましたら、お気軽にご連絡くださいませ!
内覧できますよー!

でんホームへのお問い合わせフォーム

雨水利用実験住宅「雨水ハウス=マイホームダム」見学会

雨水利用ハウス見学してきました!

 見学会 2012.07.16 memo


解説する渡辺先生。

同じく住宅の建築部分を解説する一級建築士の松野尾氏。

雨水の一次貯留槽

雨水の最終貯留槽

ビオトープ

新聞にもいろいろと取り上げられております。

くみ上げ用ポンプ

以下でんのメモです。

雨水利用する目的
・水害の被害を食い止めるために、各家庭で出来る限り排水する雨水を無くす
・一気に川・海まで流すのではなく、できるだけ、ゆっくり排水する
・そのためのデータ追跡調査
・水道水の節水・雨水利用・渇水対策(トイレや洗濯、庭への水撒きに雨水を利用)
・災害時の水利用

MPレーダー 日本全国の雨量情報
数時間後であれば、およその雨量を予測可能。
(試験運用中)

福岡における水害 1999 2003

水害対策として博多駅地下・天神地下にも雨水用タンクの設置工事中(H30まで)
ここ数十年の雨量や単位時間当たり降雨量を考えると、
2006年ごろマスコミで「ゲリラ豪雨」という言葉が出だした頃より、
単位時間当たりの雨量が激増している。

元々田畑や森だったところが今はアスファルト・宅地となってしまっている。
都市化・市街化 → 雨水保持率の低下 → 河川の水位が上昇率(速度)が高まる

S30頃と現在の友泉邸エリアの航空写真と油山方向の写真
(都市化・市街化が進んでいるのが一目瞭然)

水害時の樋井川の水位上昇率はなんと10分間に2m20cm

雨水は下水道を通り河川に流れ込むが、ある一定上になると、フラッププレートが閉じ、それ以上流れなくなる。その際、低緯度にあるエリアでは下水道の逆流発生。
(マンホールからの水の噴き上げ・低地を中心に水害が発生)

対策としては、

・河川の幅を広げる
→福岡市では、地価上昇・都市化がすすんでおり、実行が難しい。

・河川の川底の掘削
→許容いっぱいまで現在工事を進めている状況。

田島では、塩止め堰がある。海水が田島附近までくる。
川底の掘削では、この堰があり外す必要があるが、そうなると、
雨の少ない時期、満潮時には、もっと山の手まで海水が上がってくる事になる。

・学校のグラウンドなどの広い公共施設内に雨水タンクの設置
防災に利用できるなど、利点も多いが、様々なからみで未実行。

・現在博多駅・天神エリアにて工事を進めているが、防災には利用できない・
貯留量に限界があるなど、疑問点も多い。

・各家庭に雨水利用タンクの設置
一番現実的だが、設置費用が高価で設置者のメリットがほとんどない。
今後補助金などの働きかけをしていく見込み。

現在、いくつかの家庭に協力してもらい、200Lのタンク設置をして実験・データ計測中であるが、あきらかになったいくつかの問題点もある。

雨水利用や水害対策についての啓蒙活動・意識付けにはなる
実際の水害対策のためには、雨が降る前にタンクを空にしてもらう必要があり、
それが、予報が当たりはずれがあるため、実際的にはその実行が難しく、
雨水の増水対策にはほぼ不適。
予報→タンクを空に→雨は降らない→タンクは空のまま→雨水利用をしたい時
(庭への水撒きなど)に水がない →結局雨が降らなければもったいないだけ。
予報があってもタンクを空にする事がなくなる。

200L/日・人 が一般的
雨水利用をするようになり、(トイレ・洗濯・庭の水やり)水道利用が100Lに減っている。
本来は風呂まで利用可能であるが、保健所等の関係で当面は難しい状況。
風呂に使う事ができれば、かなりの範囲で節水が期待できるはず。

今回は最大42tの雨水を貯留できる計画。
(生活用水用:住宅基礎部分17.3t 災害時用:駐車場下24.5t)

貯めている雨水はくさらないのか?
→くさらない。
現在のところ3ヶ月経つが、腐っている気配はない。
腐らせないために重要なのが2点。
・日光を当てない。(日光が当たると藻が生える)
・初期雨水のカット(初期はホコリやゴミなどが多く含まれるため)
初期雨水のカットには便利なシステムがあります。
「所期雨水カット装置」

・貯留された雨水は非常にきれい
屋根→樋→流入層→製水槽(4槽)→ポンプ→浄水器→トイレ・洗濯

ポンプ→ビオトープ

製水槽→満水時のみ 駐車場下貯留槽へ

4つの製水槽により、上澄みをとり、水をキレイにしていく。
さらにトイレタンクの不具合などが出る可能性があるため、浄水器を通した水を利用。
水温は20℃から22℃前後。夏は非常に冷たく、水道管に結露ができるほど。
今後この水で、冷房利用などできるのではないか。
所期雨水のカットなどをしていることもあり、そこまで汚れや汚泥のようなものはない。
ガイドラインの神谷氏によると5年間くらいは掃除なども特に必要ない事がほとんど。

雨水利用タンク設置時の注意点
・タンクの浮力
・タンクの重力
これらの構造上の検討・状況に応じて変わる(今回はGL-700くらいまではOKだったとの事)
・結露
(非常に冷たいため、夏場結露が発生する可能性がある)
→床とタンクの間に断熱材・通気管を設置
・雨水利用設備の雨水が無くなった場合にそなえて、水道水・井戸水などとの
2重配管が必要。

「雨水利用ガイドライン」(神谷氏)の設計指針を利用した。

価格に関して
建物下のタンクに関して 約240万円
駐車場下のタンクに関して 約100万円

約 10万円/1t 

水道代 利用量は約半分になるが、料金に関しては半分にはならない。
試算 10万円/年 → 7.6万円/年  年間2.4万円の削減効果?

そのうちもっと判りやすくまとめます。